前半「8週間目」1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365
1日1ページ→1週間2ブログにまとめ中です。
今回は前編(月〜木)4日分です!
8週間目、残り312日
・月曜/歴史「イスラム教の広がり」
(632年)預言者ムハンマドの死後、彼がメッカで開いた宗教は驚異的に中東全域に広まる。 (711年)スペインを征服し、イスラム教をヨーロッパにもたらす (732年)イスラム軍はフランスにも進行するが、 カール・マルテル(フランク王国軍)が撃退する
三大陸に渡るイスラム帝国は、統一維持に悪戦苦闘 メッカ→ダマスカス(世界最古の都市)へ首都を移す 統治者のカリフ達は、支配を固めるためモスクを建てた(8世紀)イスラム帝国は分裂し始める。最大勢力を誇るアッバース朝は首都をバグダードに移す
(1258年)バグダードは押し寄せるモンゴル軍に攻略される。市内にある複数の大図書館に火を放ち、住民を100万人も殺害。歴代最後のカリフもモンゴル軍を率いていたチンギス・ハンの孫によって殺害される
豆知識
1.当時の学者は、ヨーロッパよりイスラムの方が科学面で進んでおり、科学や数学に関する英単語には、代数(alge bra)化学(chemistry)など、アラビア語起源のものも多い
2.イスラムで生まれた書籍で最も有名なのが、 『千夜一夜物語(アラビアン・ナイト)』物語や説話を集めた物
・火曜/文学「キャッチ=22」
(1961年)ジョーゼフ・ヘラー『キャッチ=22』 戦争小説/ブラック・コメディの最高傑作の1つ 「キャッチ=22」とは、兵士は狂気と判定されれば戦闘任務を免除されるが、本人が免除申請を出せば、それは正気を失っていないと見なされる状況のこと →これを受けアメリカでは「キャッチ=22」=「どうしようもない状況」を指す表現として定着
主人公のヨッサリアンは、第二次世界大戦中にイタリアに駐留するアメリカ空軍の爆撃隊員 将軍達は無能で、隊員に「必要な任務をこなせば帰国させる」と約束するが、必要な任務の数は次々と増え、誰も帰れない。こうした戦争の持つ官僚的な不条理さが描かれる
ストーリーは時間軸どおりに進まない。前触れなく(文脈上の手がかりもなく)、前後に行き来する。これにより戦争のカオスを再現させている。また、中隊のドタバタ劇はおもしろいが、やがて事態は不吉な方向へ進んでいく。当初は愉快に思えた話が、真相が明らかになると深刻なものが明らかになるよう仕組まれている。
・水曜/視覚芸術「パリのノートルダム」
セーヌ川の中州シテ島の東端にある (528年)古代ローマ/ユピテル神殿に代えて、キリスト教の教会が作られた。ファサード(正面)は三層構造。 上に2本の塔があり、ガ ーゴイル(教会を悪霊から守ると信じられている)の彫刻の回廊でつながれている。 その下が「王の回廊」で、ユダ王国とイスラエル王国の28人の王の彫像が並べられていた。
教会への入り口は3つ。中央は最後の審判のキリストに捧げられたもの。左が聖母マリア/右はマリアの母で聖アンナの扉
大聖堂の歴史 (1185年)カエサレア/ヘラクリウスが第3十字軍を宣言 (1431年)イングランド王ヘンリ ー6世の戴冠式 (1804年)ナポレオン・ボナパルトの戴冠式 (1970年)シャルル・ド・ゴールの葬儀
・木曜/科学「プラシーボ効果」
プラシーボ(偽薬)効果 =医学的に効果のない治療で患者に効果が出ること 生理食塩水の注射、砂糖の錠剤などで、薬効はないのに気分がよくなることが多い プラシーボ効果に劣らず強力なのがノシーボ効果= 「飲むと深刻な副作用が出る」と言われた薬を飲むと、医学的な理由がないのに副作用を感じること
(出典)本の詳細とレビューは以下を参照
『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』 デイヴィッド・S・キダー
#ブクログ
https://booklog.jp/users/re66/archives/1/B07CG48HYS
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